半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が大幅高。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。 市場は特に同社の人工知能(AI)に対する見通しを好感しており、通期のAI関連の売上高は前年比2倍以上になるとの見通しを示した、また、利益拡大と伴に下半期の売上高の伸びが加速するとも予想している。 同社のマーフィーCEOは「AIは主要な成長ドライバーとして浮上しており、主要なネットワーク接続製品および新興のクラウド最適化シリコン・プラットフォームでこれを実現している。AIはまだ立ち上げの初期段階にあるが、今年度のAI関連の売上高は2倍以上を見込み、今後数年間は急成長を続けると見込んでいる」と述べた。 アナリストは、「23年度のAI関連の売上高は2億ドルだが、同社は24年度にはその2倍、25年度にはさらに2倍になると見込んでいる。6月に同社のほか、エヌビディア<NVDA>、アプライド<AMAT>とのミーティングを予定しているが、ポジティブなカタリストウォッチを開始する予定だ」と述べた。 (2-4月・第1四半期) ・1株利益(調整後):0.31ドル(予想:0.29ドル) ・売上高:13.2億ドル(予想:13.0億ドル) データセンター:4.36億ドル(予想:4.27億ドル) コンシューマー:1.42億ドル(予想:1.65億ドル) キャリア・インフラ:2.90億ドル(予想:2.87億ドル) ネットワーク:3.65億ドル(予想:3.37億ドル) 自動車・産業:0.89億ドル(予想:0.91億ドル) ・粗利益率(調整後):60.0%(予想:60.0%) (5-7月・第2四半期見通し) ・1株利益(調整後):0.27~0.37ドル ・売上高:13.3±5% ・粗利益率(調整後):60~61%(予想:60.5%) (NY時間09:37) マーベル・テクノロジー<MRVL> 60.90(+11.43 +23.09%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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