東京株式(大引け)=94円高と4日続伸、底堅く連日のバブル後高値更新

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 30日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸。相場は底堅く連日でバブル後高値を更新した。

 大引けの日経平均株価は前日比94円62銭高の3万1328円16銭。プライム市場の売買高概算は11億1540万株。売買代金概算は3兆194億円となった。値上がり銘柄数は574と全体の約31%、値下がり銘柄数は1197、変わらずは63銘柄だった。

 前日の米株式市場は、メモリアルデーで休場だった。このため、朝方はやや手掛かり材料難となるなか、日経平均株価は小幅安でスタートした。その後、一時プラス圏に浮上する場面があったが前場は軟調に推移した。ただ、後場に入ると半導体関連株などに買いが入り、日経平均株価は再びプラス圏に浮上。欧州勢からの買いが入ったとの思惑も出ていた。結局、日経平均株価は上昇し前日に続きバブル崩壊後の高値を更新して取引を終えた。ただ、TOPIXは小幅安となり、日経平均株価への寄与度の高いハイテク株などが相場を牽引した様子だ。

 個別銘柄では、アドバンテスト<6857>が連日の上場来高値に買われた。経済産業省がAI半導体の開発を支援すると報じられたことを受けソシオネクスト<6526>に買いが集まったほか、SCREENホールディングス<7735>やディスコ<6146>といった半導体関連株が引き続き買われた。ファーストリテイリング<9983>やファナック<6954>といった日経平均株価への寄与度の高い銘柄が上昇した。三菱商事<8058>やトヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>も値を上げた。

 半面、レーザーテック<6920>やソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>が安く、オリエンタルランド<4661>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、日本電信電話<9432>が軟調。三菱重工業<7011>やダイキン工業<6367>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が値を下げた。

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