アジア株は下げ幅拡大、中国「期待外れ」のPMI 豪州株は1.1%安、中国PMIと豪CPI上昇のダブルパンチ 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 18269.81(-325.97 -1.75%) 中国上海総合指数 3211.41(-12.81 -0.40%) 台湾加権指数 16579.11(-43.63 -0.26%) 韓国総合株価指数 2587.69(+2.17 +0.08%) 豪ASX200指数 7126.30(-82.98 -1.15%) アジア株は総じて下落。 香港株は1.75%安、昨年11月以来の安値をつけている。中国「期待外れ」PMIを受け下げ幅を拡大。中国5月の製造業PMIは予想外に低下し、昨年末以来の低水準となった。非製造業PMIは今年1月以来の低水準を記録した。中国統計は4月に続き5月も弱いのではないかと中国の景気回復見通しにマーケットは完全に悲観的になっている。 ネットイースやJDドットコム、美団、バイドゥなどハイテク関連が総じて下落。中国海外発展や華潤置地など不動産株も軒並み下落している。 豪州株も下げ幅を拡大。豪州5月の消費者物価指数は6.8%と前回の6.3%から上昇したことで、追加利上げ観測が浮上している。ロウ豪中銀総裁は、きょう議会に出席した際に、豪中銀はデータに完全に依存していると述べた。利上げが必要かは単位労働コストだけでなく、インフレ期待や個人消費などによって決まるとして、インフレを抑制するため必要なことは何でも行うと述べていた。 中国の弱い製造業PMIを受けた中国景気回復ペース鈍化懸念と、豪州の追加利上げ観測浮上とダブルパンチ。
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