株価指数先物【昼のコメント】 ボリンジャーの+1σ水準に接近し、ここからのショートは仕掛けづらい

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比400円安の3万980円(-1.27%)前後で推移。寄り付きは3万1130円と、シカゴ日経平均先物(3万1145円)にサヤ寄せする格好で、売り先行で始まった。寄り付き直後に付けた3万1140円を高値にショートが強まったほか、ロングの持ち高調整により、中盤にかけて節目の3万1000円を下回り、3万920円まで売られた。売り一巡後はショートカバーが入り、3万1140円まで買い戻されたものの、終盤に再び売り直される展開だった。

 日経225先物は現物の寄り付き直後に3万1100円を下回り、ほどなくして節目の3万1000円を割り込んだ。ショートが強まるなか、節目の3万1000円を割り込んだことで、ロングの調整売りも入ったと考えられる。

 ただし、売り一巡後に再び3万1100円を回復する場面が見られるなど、押し目待ち狙いの買い意欲は根強く、ショートカバーの動きも早い。ボリンジャーバンドの+1σ(3万830円)水準に接近したことで、ここからのショートは仕掛けづらくさせよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.49倍に低下した。ただし、14.50倍を挟んだ高値圏でのこう着を見せており、NTロングでのスタンスは継続である。

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