百貨店のメーシーズ<M>が下落。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、売上高も予想を下回った。一方、1株利益は予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の見通しを全体的に下方修正したほか、第2四半期も予想を下回る見通しを示した。 同社は2023年の残り期間を通じて米個人消費を巡る不確実性を強調し、通期は事前予想よりも弱くなると述べている。現在の消費者需要に対応するため、春の余剰商品に対して値引きやその他の措置を講じるとも述べている。 ジェネットCEOは、「われわれは消費者の経済的健全性が損なわれることを前提に今年を計画している。3月下旬から裁量消費のカテゴリーにおいて需要がさらに弱まった」と述べた。 (2-4月・第1四半期) ・既存店売上高:-7.2%(予想:-4.2%) 所有ベース:-7.9% ・1株利益(調整後):0.56ドル(予想:0.46ドル) ・売上高:49.8億ドル(予想:50.8億ドル) ・粗利益率(調整後):40.0%(予想:39.3%) ・在庫:46.1億ドル (5-7月・第2四半期見通し) ・1株利益(調整後):0.10~0.15ドル(予想:0.75ドル) ・売上高:50~51億ドル(予想:54.1億ドル) (通期見通し) ・既存店売上高:-6.0~-7.5%(従来:-2~-4%)(予想:-2.4%) ・1株利益(調整後):2.70~3.20ドル(従来:3.67~4.11億ドル)(予想:3.75ドル) ・売上高:228~232億ドル(従来:237~242億ドル)(予想:239.3億ドル) (NY時間09:46) メーシーズ<M> 13.11(-0.48 -3.53%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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