修正:アジア株 香港株は大幅反発、米利上げ停止観測やエヌビディアCEO訪中を材料視 豪州株は上げ縮小、あと2回利上げか

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
修正:アジア株 香港株は大幅反発、米利上げ停止観測やエヌビディアCEO訪中を材料視 豪州株は上げ縮小、あと2回利上げか

東京時間11:05現在
香港ハンセン指数   18715.00(+498.09 +2.73%)
中国上海総合指数  3215.24(+10.33 +0.32%)
台湾加権指数     16665.02(+152.37 +0.92%)
韓国総合株価指数  2592.15(+22.98 +0.89%)
豪ASX200指数    7129.40(+18.59 +0.26%)

アジア株は総じて上昇。米利上げ停止期待が高まっている。フィラデルフィア連銀総裁は2日続けて6月の利上げ見送りを支持するコメントをしている。きのうの米株式市場でナスダックが大幅上昇したことから、アジア市場でもハイテク関連が総じて上昇している。また、米半導体メーカー大手のエヌビディアのCEOが米中関係悪化の中、中国を訪問し中国のテクノロジー企業幹部と会談するとの報道も材料視されている。

香港株は大幅反発、ハイテク関連が大幅高。バイドゥは5.2%高、JDドットコムは4.3%高、アリババは4.2%高、美団は4.1%高。碧桂園控股や龍湖集団など不動産株も大幅上昇している。

台湾市場でもTSMCや広達電脳、聯発科技など半導体関連が総じて上昇。韓国市場でもサムスン電子やLGディスプレイ、SKハイニックスなどハイテク関連が上昇している。

上海株は上昇も上値は重い。経済停滞に米中関係悪化、人民元安など懸念材料が多い。
ゴールドマンサックスは、企業の利益予想下方修正と人民元を受け、MSCIチャイナインデックスの目標を引き下げた。

豪州株は上げ幅を縮小している。ここに来て豪中銀の追加利上げ観測が一段と高まっている。
4月の豪消費者物価指数が上昇したことに加え、7月1日から最低賃金の引き上げが決定した。ゴールドマンサックスやANZ、RBCなど複数機関は豪中銀があと2回金利を引き上げると予想。ターミナルレートを4.35%と見込んでいる。来週6日に豪中銀の政策金利が発表される。一部では3.85%から4.10%への引き上げが予想されている。

※複数機関は豪中銀があと2回金利を「引き下げる」と予想→金利を「引き上げる」と予想に修正しました

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