アジア株 香港株は急騰、米利上げ停止期待 豪州株は上値重い、最低賃金引き上げでインフレ再加速懸念

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 香港株は急騰、米利上げ停止期待 豪州株は上値重い、最低賃金引き上げでインフレ再加速懸念

東京時間14:06現在
香港ハンセン指数   18884.73(+667.82 +3.67%)
中国上海総合指数  3229.06(+24.43 +0.76%)
台湾加権指数     16730.36(+217.71 +1.32%)
韓国総合株価指数  2593.62(+24.45 +0.95%)
豪ASX200指数    7132.00(+21.19 +0.30%)
インドSENSEX30種  62418.81(-9.73 -0.02%)

アジア株は総じて上昇。

香港株は急騰、全業種が上昇。米利上げ停止期待に前日のナスダック高、エヌビディアCEOの中国訪問報道が材料視されており、ハイテク関連が大幅高となっている。不動産株も大幅上昇している。

フィラデルフィア連銀総裁は2日続けて6月会合での利上げ見送りを支持するコメントをした。報道によると米半導体大手のエヌビディアのCEOが近く中国を訪問し、中国のテクノロジー企業幹部と会談するもよう。

上海株は上昇。ゴールドマンサックスは、預金準備率引き下げなどさらなる金融緩和が検討される可能性があると指摘している。
来週は中国5月の財新非製造業PMI、貿易統計、消費者物価指数および生産者物価指数が発表される予定。

豪州株は上昇も上値は重い、追加利上げ観測が一段と高まっている。豪州労使裁定機関は、7月1日から最低賃金を5.75%引き上げることを決定した。これを受け、時給は23.23豪ドルとなり、週882.80豪ドルとなる。最低賃金引き上げが同国のインフレ率を再び加速させる恐れがあり、引き締め長期化が懸念される。ゴールドマンサックスやANZ、RBCは6月と7月の2回の利上げを予想、ターミナルレートを4.35%と見込んでいる。

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