アジア株 上海株は上値重い、西側との対立激化懸念 あすの豪中銀は利上げを予想する金融機関が増加 東京時間14:02現在 香港ハンセン指数 19005.28(+55.34 +0.29%) 中国上海総合指数 3230.02(+0.16 +0.01%) 台湾加権指数 16755.99(+49.08 +0.29%) 韓国総合株価指数 2615.75(+14.39 +0.55%) 豪ASX200指数 7217.20(+72.06 +1.01%) インドSENSEX30種 62861.45(+314.34 +0.50%) シンガポールST指数 3188.80(+22.50 +0.71%) アジア株は総じて上昇、前週末の米株大幅高や時間外の原油高を好感した買いが続いている。 香港株は小幅続伸、前週末に大幅高となったことから利益確定の売りが出ており上値は重い。上海株も上値の重い展開、西側諸国との対立激化が懸念されている。中国政府は西側諸国に対し、人民解放軍との危険な衝突を避けたいなら国境付近の海域および空域に近づかないよう警告、意図せぬ紛争のリスクが高まっていることを強調したとFTが報じている。 一方、きょう発表された中国財新5月のコンポジットPMIが2020年12月以来の高水準を記録したことは好感されている。 豪州株は堅調。先週末、サウジアラビアが7月からの追加減産を発表したことを受け、週明け原油価格は一時、1バレル=75ドル台に乗せ、約1カ月ぶり高値をつけた。原油高を好感して、素材やエネルギー関連が総じて上昇している。 あすの豪中銀理事会への警戒感は高まっている。4月の消費者物価指数が前月から上昇したことに加え、7月からの最低賃金引き上げ決定を受けインフレ再加速懸念が高まりつつある。あすの理事会では据え置き見通しとなっているが、ゴールドマンサックスやANZなど複数の金融機関が25bpの利上げを予想。ゴールドマンなどは6月7月と2回利上げを実施し、ターミナルレートを4.35%と予想。ドイツ銀行やクレディスイスは9月までに3回の利上げを予想、ターミナルレートを4.60%としている。ロウ豪中銀総裁はインフレ率を中銀目標の2-3%に戻すため、必要なことは何でもすると繰り返している。
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