【これからの見通し】米消費者物価指数を通過してFOMCへ、焦点は7月利上げ観測の変化

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】米消費者物価指数を通過してFOMCへ、焦点は7月利上げ観測の変化

 きょうは注目の米消費者物価指数が発表される。前年比の伸び鈍化が想定されており、今回FOMCでの金利据え置き観測を裏付けることが見込まれている。ただ、市場予想からの乖離度合いによっては、次回7月の利上げ観測の強度に影響を与えることとなり、発表後の市場反応をきちんとチェックしておきたい。

 今回5月米消費者物価指数の予想は前年比+4.1%(前回+4.9%)、コア前年比+5.2%(前回+5.5%)となっている。この数字から上下に結果がブレることで市場は鋭く反応しそうだ。コア前年比の鈍化が鮮明になると市場はドル売りを強めることとなりそうだ。

 また、前月比もチェックしておきたい。市場予想は+0.1%(前回+0.4%)とスレスレのプラスの数字となっている。これが、横ばいもしくはマイナスの数字となれば、市場心理に与えるインパクトは大きくなる。コア前月比は+0.4%(前回+0.4%)となっている。逆にコア指数の伸びが加速するようだと、7月の利上げ観測が高まり、ドル買いに反応するだろう。ただ、株式動向の振れ具合によっては、ドル相場の初動反応から円相場へと流れが変化する可能性も考慮しておきたい。発表は日本時間午後9時30分の予定。

 それに先立って英国関連の材料もチェックしておきたい。日本時間午後3時の一連の英雇用統計発表では雇用増、賃金上昇加速などの強い結果を受けてポンド買いが強まった。このあとは英金融当局者らの発言機会が予定されている。7月退任予定のテンレイロ委員の後任としてメーガン・グリーン氏が議会証言を行う。テンレイロ委員よりはタカ派姿勢との市場の見方があり、これを確認することになろう。さらに、ベイリー英中銀総裁が中銀独立性に関する議会証言を行う。ハト派として知られるディングラ英中銀委員が講演を行う。

 その他には日本時間午後6時にドイツZEW景況感指数(6月)が発表される。市場予想は-13.5と前回の-10.7からの悪化が見込まれている。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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