アジア株は揉み合い 上海株は上昇も上値重い 金融緩和や不動産支援策期待もマーケットはうんざり 東京時間11:07現在 香港ハンセン指数 19595.99(+74.57 +0.38%) 中国上海総合指数 3244.36(+10.68 +0.33%) 台湾加権指数 17227.09(+10.49 +0.06%) 韓国総合株価指数 2636.80(-1.15 -0.04%) 豪ASX200指数 7155.80(+16.94 +0.24%) アジア株はまちまち。 香港株は0.38%高、6月会合での米利上げ停止期待が高まっている。もっとも一時停止で、7月に利上げを再開する可能性もある。また、中国の経済停滞懸念も重石。あすは鉱工業生産、小売売上高、不動産投資、失業率、新築住宅価格といった5月の中国指標が発表される予定となっており、警戒感が高まっている。また、中国人民銀行が中期貸出制度(MLF)1年物金利を公表する予定となっている。きのう、7日物リバースレポ金利を引き下げたこともあり、あすのMLF金利の引き下げも予想されている。 もっとも、金融緩和や不動産支援策に関する報道に市場は「うんざり」しているもよう。米JPモルガンは、過去数週間に景気支援策に関する憶測報道が流れたことに対しマーケットはもう「疲れている」と指摘。中国当局が金融緩和や不動産支援策を講じたところで、株式市場への影響は一時的になる可能性。 香港市場ではバイドゥやネットイース、テンセントホールディングスなどハイテク関連が軒並み上昇している。 上海市場では生活必需品や医療品、消費者サービス関連が上昇。支援策期待から北京万通新発展集団など不動産株の一角も買われている。
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