アジア株 上海株は上値重い、5月指標が総じて弱く 不動産投資は12カ月連続で減少

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は上値重い、5月指標が総じて弱く 不動産投資は12カ月連続で減少

東京時間11:16現在
香港ハンセン指数   19568.88(+160.46 +0.83%)
中国上海総合指数  3232.32(+3.33 +0.10%)
台湾加権指数     17281.38(+43.24 +0.25%)
韓国総合株価指数  2602.81(-16.27 -0.62%)
豪ASX200指数    7174.00(+12.26 +0.17%)

アジア株はまちまち。

香港株は0.83%高、米利上げ休止をひとまず好感しているもよう。香港金融管理局(HKMA)も基準金利を5.50%に据え置いた。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため金融政策を米国に連動させる。ただ、米FRBは利上げを休止しただけで、まだ利上げを再開する可能性も残っている。
不動産やハイテク、消費者サービス関連が上昇。一方、エネルギー関連は下落している。

上海株は上昇も上値は重い。中国人民銀行は15日、1年物の中期貸出制度(MLF)金利を10カ月ぶりに引き下げた。来週のローンプライムレートも引き下げの可能性が高い。ただ、中国株式市場への影響は限定的。きょう発表された中国5月の指標が総じて弱い内容だったことが嫌気されている。新築住宅価格指数は+0.10%と2カ月連続で上昇率が縮小した。鉱工業生産と小売売上高は伸び率が前回から鈍化。不動産投資は年初来で-7.2%と12カ月連続で減少した。

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