【これからの見通し】主要中銀のイベント出揃ってドル円の強さが目立つ、週末は口先介入に注意も 先週から今週にかけて、主要な中央銀行の金融政策発表が相次いだ。日銀が大規模緩和の継続を表明するなかで、各国中銀は利上げや今後の引き締め示唆などインフレ抑制に向けたタカ派姿勢を示した。日本と米欧などとの金融スタンスの差が浮き彫りとなるなかで、ドル円は143円台へとドル高・円安が進行している。昨年11月以来の高値水準だ。 ドル円やクロス円の上昇はいわゆるファンダメンタルズに沿った値動きとなっている。ただ、先月に財務省、金融庁、日銀の三者会合が開催されたのは、ちょうど円安の動きが盛り上がったタイミングだったことは記憶に新しい。きょうは一通りのイベントが出揃ったあとでの週末となる。東京市場と海外市場の狭間やNY市場後半など、薄商いが予想される時間帯の口先介入や観測報道などがポジション調整のきっかけとなる可能性も念のため想定しておきたい。 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ、フランス、ユーロ圏、英国、米国などのPMI速報値(6月)が中心となる。先ほど発表された5月英小売売上高は前年比-2.1%など予想ほどの落ち込みではなかったが、ポンド買いの動きは限定的だった。 発言イベント関連では、ラガルドECB総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁、パネッタECB理事、ブラード・セントルイス連銀総裁、メスター・クリーブランド総裁などのイベント参加や講演などが予定されている。第22回BIS年次会議「マクロ金融の安定、金融システムの将来」に関連した発言報道が多くなる見込み。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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