続伸、米インフレ指標の鈍化で過剰な利上げ懸念が後退=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=70.64(+0.78 +1.12%)

 ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.76~0.78ドル高。その他の限月は0.26~0.68ドル高。

 5月の米PCEコアデフレーターの伸びが鈍化したことが手がかり。米金融当局者は年内で2回の追加利上げを示唆しており、来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における0.25%の利上げ観測は根強いが、過剰な利上げによる景気悪化懸念がやや後退した。経済の軟着陸期待を背景に、主要な米株価指数は堅調に推移している。

 時間外取引で8月限は前日高値を上回る水準へ強含む場面はあったが、上値が抑えられた。ただ、通常取引開始後は買いが優勢となり、時間外取引の高値を上回ると71.04ドルまで上げた。

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