日本時間23時に6月のISM非製造業景気指数と5月の米求人件数が発表された。ISM指数は53.9と予想を上回り、判断基準の50を維持した。企業活動と受注が急増し、過去4ヵ月で最も速いペースで拡大している。 ISM非製造業調査委員会のニーブス委員長は声明で、「回答者の大半は業況は安定していると回答。ただ、インフレや将来の経済見通しに対しては慎重だ」と述べた。宿泊・飲食サービス、娯楽・レクリエーション、不動産が牽引し、15のサービス業が成長を報告し、サービスに対する需要が底堅いことを示した。 一方、5月の米求人件数は予想を下回り、前回からも低下した、労働市場の緩和の兆候を示す内容となった。 指標発表後も米株式市場は下げ幅を広げる動きが続き、ダウ平均は400ドル超の下落になっている一方、為替市場はドル買いの動きが見られ、ドル円は144円台半ばまで戻している。 NY株式6日(NY時間10:17) ダウ平均 33878.79(-409.85 -1.19%) ナスダック 13597.00(-194.65 -1.41%) CME日経平均先物 32455(大証終比:-275 -0.85%) USD/JPY 144.46 EUR/USD 1.0854 GBP/USD 1.2705 ISM非製造業景気指数(6月)23:00 結果 53.9 予想 51.2 前回 50.3 事業活動 59.2(51.5) 新規受注 55.5(52.9) 雇用 53.1(49.2) 入荷水準 47.6(47.7) 仕入価格 54.1(56.2) 輸出 61.5(59.0) 輸入 54.6(50.0) ()は前回 *JOLTS求人件数(5月)23:00 結果 982.4万人 予想 997.0万人 前回 1032.0万人(1010.3万人から修正) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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