アジア株は全面安 中国景気支援策への期待剥落、首相は支援策「約束」だけで案の定詳細には触れず 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 18354.78(-178.27 -0.96%) 中国上海総合指数 3194.20(-11.38 -0.36%) 台湾加権指数 16686.01(-76.16 -0.45%) 韓国総合株価指数 2522.86(-33.43 -1.31%) 豪ASX200指数 7051.80(-111.64 -1.56%) インドSENSEX30種 65779.75(-5.89 -0.01%) アジア株は全面安、米引き締め長期化懸念や米中関係悪化、中国経済停滞への懸念が高まっている。 イエレン米財務長官と中国首相はきょう日本時間17時半から世界経済などについて協議する見通しとなっているが、米中関係が大きく改善する見込みはない。中国は今月後半に共産党中央政治局会議を開催するが、マーケットはもはや当局が支援策を講じないと見ているもよう。中国首相は的を絞った政策を実施すると「約束」したが、案の定、詳細には触れなかった。 JPモルガンアセットによると、中国株は既にボロボロなうえ、投資家が支援策を期待するのをやめたため、当局が支援策を見送ったとしても中国株への影響は小さいと見ている。むしろ、中国以外のアジア株や欧州株で中国依存の大きいセクターが打撃を受ける可能性があると指摘している。 香港株は3営業日続落。約5週間半ぶり安値をつけたことから、やや買い戻しも見られ下げ幅を縮小している。 きのうの米ADP雇用者数が予想の倍以上の増加となり、米ISM非製造業景気指数も予想を上回る結果となったことで、きょう発表される米雇用統計も予想以上に強い数字になるのではないかとの見方が出ている。 米指標が強ければ米追加利上げ観測が一段と高まる。香港は米ドルとのペッグ制を採用しているため、金融政策を米国に連動させている。そのためFRBが利上げを続ければ香港当局も基準金利を引き上げ続ける。
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