7日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落。前日の米株安を受け、売りに押される展開となった。朝安後に下げ渋ったものの、後場に入り再び売り直された。 大引けの日経平均株価は前日比384円60銭安の3万2388円42銭。プライム市場の売買高概算は15億3732万株。売買代金概算は3兆8131億円となった。値上がり銘柄数は456と全体の約25%、値下がり銘柄数は1312、変わらずは67銘柄だった。 前日のNYダウは366ドル安と続落。米6月ADP雇用統計が強い内容となり、米国の金融引き締めの長期化観測が強まった。この流れのなか、この日の日経平均株価は朝方に一時400円超下落し3万2300円台まで下落した。その後、下値には買いが入り売り一巡後下げ渋ったが、後場は引けにかけ再び下げ基調となった。上場投資信託(ETF)の分配金捻出売りも警戒された。週末要因に加え、今晩発表の米6月雇用統計を前にポジション調整売りも出た様子だ。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>などの半導体関連株が安く、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>も値を下げた。三菱商事<8058>や三井物産<8031>といった商社株も軟調。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>も売られた。認知症新薬が米国で正式承認されたエーザイ<4523>は材料出尽くし感から急落した。 半面、前日ストップ安に売られたソシオネクスト<6526>は反発に転じた。商船三井<9104>や川崎汽船<9107>といった海運株が堅調。日本航空<9201>や花王<4452>、中外製薬<4519>が値を上げた。 出所:MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。