きょうのポンドは買い戻しが優勢となっているものの、それ以上に円高の動きが強まっており、ポンド円は一時181円台前半まで下落した。きょうの下げで21日線に到達しており、明日以降の動きが警戒される。先週末の米雇用統計をきっかけに、円相場は円キャリー取引の巻き返しを活発化させており、ポンド円も戻り売りに押されている状況。 明日は英雇用統計が発表される。特に賃金データに注目が集まっているが、予想を下回った場合、ポンドは下落の可能性も指摘されているようだ。市場は8月始めに予定されている次回の英中銀金融政策委員会(MPC)で0.50%ポイントの大幅利上げを90%近く織り込む動きが出ている。もし、今回の賃金データが予想を下回るようであれば、大幅利上げの可能性は後退し、市場の期待は0.25%ポイントの通常利上げに留まる可能性があるという。データに下振れサプライズがあった場合、ハト派的なプライシングの再設定がポンドを直撃する余地は十分に残されているという。 ただ、賞与を除いた週平均賃金の3-5月平均は前年比で7.1%の上昇が見込まれている。前回よりは若干の伸び鈍化が見込まれているものの、7%台の高水準でもあり、予想通りでれば大幅利上げ期待に変化はないものと思われる。 *英雇用統計(5月)11日15:00 ILO失業率 予想 3.8% 前回 3.8% 週平均賃金(賞与除く) 予想 7.1% 前回 7.2%(前年比) GBP/JPY 181.69 USD/JPY 141.40 GBP/USD 1.2850 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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