アジア株 香港株は大幅高、1週間ぶりに1万9000回復 米インフレ鈍化や中国政府のハイテク企業締め付け終了期待 東京時間14:15現在 香港ハンセン指数 19329.89(+468.94 +2.49%) 中国上海総合指数 3223.38(+27.25 +0.85%) 台湾加権指数 17106.11(+144.08 +0.85%) 韓国総合株価指数 2597.60(+22.88 +0.89%) 豪ASX200指数 7250.90(+115.23 +1.61%) インドSENSEX30種 66039.50(+645.60 +0.99%) アジア株は総じて上昇。 香港株は大幅高、約1週間ぶりに1万9000台を回復している。米引き締めサイクル終了が近いとの期待感が高まっているほか、中国当局によるハイテク企業の締め付け終了との見方が広がっており、ハイテク関連を中心に幅広い銘柄が上昇している。 米インフレ鈍化を受け、年内あと1回の米利上げで引き締めサイクルが終了するとの見方が出ており、年あと2回の利上げ予想は低下している。米国が利上げ終了なら香港も同じく利上げを終了させる。 中国首相はきのう、アリババや美団、JDドットコムなど大手ハイテク企業の幹部らと協議をした。その際、地方政府に対しハイテク企業へのさらなる支援を提供するよう求めたと報じられている。また、中国国家発展改革委員会がテンセントや美団などの大手オンラインプラットフォーム企業を称賛したとも報じられており、先日のアリババ傘下アントへの罰金も含め、中国当局による長年のハイテク企業の締め付けが終了したとの見方が広がっている。 JDドットコムは5.2%高、企業向け対話型AIサービスを発表した。電子商取引、物流、マーケティングなどの分野で自社利用を目的とした「ChatRhino」を展開する。2024年上半期から企業顧客への提供を拡大する予定だと明かした。 上海市場ではHitGen Incや無錫薬明康徳新薬開発、Shanghai Medicilon Inc、Joinn Laboratories China Co Ltなど医療品関連の上昇が目立つ。景気回復とさらなる支援策への期待により同セクターのバリュエーションが改善すると予想するとの金融機関のレポートが材料視されているもよう。 インド株は史上最高値、初めて6万6000ポイントを突破。インフォシスやテックマヒンドラ、ウィプロなどハイテク関連が総じて上昇している。
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