ペプシコ<PEP>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期のコア1株利益、既存事業売上高の見通しを上方修正している。 高インフレの中で消費者が買い控えをする中でも、マウンテンデューやゲータレードなどの飲料から、フリトスやレイズなどのチップスまで、全般的に回復力を示した。 ジョンストンCFOは、「消費者の信頼はまだ厚い。労働市場は依然として好調で、賃金も上昇している。製品の平均価格は15%上昇し、その上昇率はトウモロコシ、小麦、砂糖などの原材料に支払った価格の平均上昇率と同じだった」と述べた。 アナリストからも高評価が聞かれ、「今回の好調な数字は、ここ1カ月間、同社を圧迫してきた景気減速懸念、特に販売数量の予想を覆した。同社の販売数量は依然として回復力がある」と指摘している。一方、クエーカー事業の価格設定の弱さが際立っているとし、「同社はクエーカーの価格引き下げにシフトした可能性があり、さらなる注意が必要だ」とも指摘した。 (4-6月・第2四半期) ・コア1株利益:2.09ドル(予想:1.96ドル) ・売上高:223.2億ドル(予想:217.1億ドル) フリトレー北米:59.0億ドル(予想:57.8億ドル) クエーカーフーズ北米:6.84億ドル(予想:7.04億ドル) ペプシコビバレッジズ北米:67.6億ドル(予想:66.4億ドル) 欧州:34.3億ドル(予想:31.4億ドル) 中南米:28.6億ドル(予想:27.1億ドル) アジア太平洋オセアニア:11.3億ドル(予想:11.2億ドル) ・既存事業売上高:13%(予想:9.8%) (通期見通し) ・コア1株利益:7.47ドル(従来:7.27ドル)(予想:7.31ドル) ・既存事業売上高:10.0%(従来:8.0%)(予想:8.1%) (NY時間09:46) ペプシコ<PEP> 185.64(+2.47 +1.35%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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