ブリトーなどメキシコ料理のファストフードを展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、既存店売上高が予想を下回った。また、第3四半期のレストランの既存店売上高は1桁台半ばから後半の伸びを見込んでいおり、勢いが減速していることを示唆した。人件費やアボカドのコスト上昇による圧力に直面する可能性も示している。 今回の決算は、オペレーションを改善し、チキン・アル・パストールの期間限定メニューなどを追加してメニューを洗練させた後でも、利用者の関心を維持する努力が必要であることを示した。 複数のアナリストが目標株価を引き下げている。「今回の決算は同社株への投資家が慣れ親しんできた急成長を維持するには、更なる努力が必要であることを示している」との指摘や、「テクノロジーと国際的な開発に資金を提供するため、一般管理費の増加が見込まれる」との指摘も出ていた。 (4-6月・第2四半期) ・既存店売上高:7.4%(予想:7.7%) ・1株利益(調整後):12.65ドル(予想:12.25ドル) ・売上高:25.1億ドル(予想:25.3億ドル) ・営業利益率:17.2%(予想:17.5%) ・新規店舗出店数:47件(予想:57件) (7-9月・第3四半期) ・レストラン既存店売上高:1桁台前半から半ばの伸び (通期見通し) ・店舗新規出店数:255~285件(予想:273件) 【企業概要】 米国内外においてメキシコ料理店を所有・運営し、ブリトー・タコス等を提供する。自社で運営する配送センターにおいて食材の購入を行い、食肉については、抗生物質・ホルモン剤を使用していない等の自社基準を設けている。 (NY時間09:52) チポトレ<CMG> 1902.78(-185.08 -8.86%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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