ファイザー<PFE>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。新型ウイルス向けの注射剤「コミナティ」および、経口薬「パキロビッド」の売上高が大幅な減収となり、予想も下回った。この他にも主力の血液抗凝固薬「エリキュース」や肺炎球菌ワクチン「プレベナー」の売上高も予想を下回っている。 また、通期については1株利益は従来の見通しを維持したものの、売上高については予想レンジの上限を若干下方修正している。コミナティおよびパキロビッドの売上高見通しについては従来の予想を維持した。アナリストからは目標を達成できるのか、疑問の声が上がっている。 株価は軟調に始まったものの、売りが一巡すると買い戻しも出てプラスに転じている。 (4-6月・第2四半期) ・1株利益(調整後):0.67ドル(予想:0.58ドル) ・売上高:127.3億ドル(予想:134.3億ドル) コミナティ:14.9億ドル(予想:15.0億ドル) パキロビッド:1.43億ドル(予想:8.43億ドル) プレベナー・フランチャイズ:13.9億ドル(予想:15.2億ドル) イブランス:12.5億ドル(予想:12.6億ドル) エリキュース:17.6億ドル(予想:18.6億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):3.25~3.45ドルを維持(予想:3.32ドル) ・売上高:670~700億ドル(従来:670~710億ドル)(予想:671.9億ドル) コミナティ:約135.0億ドル(予想:131.6億ドル) パキロビッド:約80億ドル(予想:80.5億ドル) (NY時間10:17) ファイザー<PFE> 36.66(+0.60 +1.65%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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