アジア株 上海株4日続伸、ムーア新世代AIチップ発表 当局の株価下支え期待も

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株4日続伸、ムーア新世代AIチップ発表 当局の株価下支え期待も

東京時間11:04現在
香港ハンセン指数   25740.21(+49.68 +0.19%)
中国上海総合指数  3914.07(+24.02 +0.63%)
台湾加権指数     28080.92(+384.57 +1.39%)
韓国総合株価指数  4096.08(+75.53 +1.88%)
豪ASX200指数    8700.90(+79.55 +0.92%)

アジア株は上昇、前週末の米株高を好感して買い優勢で始まった。年末にかけ中国株下支えも期待されている。中国当局が急いで景気支援策を打ち出す可能性は低いが、その代わり政府系ファンド「国家隊」が株価下支えに動く可能性がある。

上海株は4営業日続伸、約2週間ぶり高値をつけている。ハイテク関連が総じて上昇。

元エヌビディア幹部創業の中国半導体新興企業のムーア・スレッドがエヌビディア社のハードウェアへの依存度低減を目的とした新世代AIチップを発表した。新GPU「Huashan」はエヌビディアの「Hopper」や「Blackwell」と競合することになる、国内ユーザーが海外の先端製品を持たずに済むようにしたいと創業者は語った。

中国人民銀行は22日、事実上の政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート)を据え置いた。不動産不況や消費低迷にもかかわらず7カ月連続で金利を据え置いたことで投資家はやや失望している。ただ、金利引き下げたとしても焼け石に水、中国株の押し上げには寄与しなかっただろう。

韓国市場でもハイテク関連が上昇。
サムスン電子は2.8%高。サムスンの高帯域幅メモリ4「HBM4」がエヌビディア試験で最高スコアを記録したと報じられている。「HBM4」が動作速度と電力効率の点でメモリメーカーの中で最高の結果を達成した。

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