アップル<AAPL>が引け後に4-6月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、アイフォーンやアイパッドの売上高は予想を下回っている。全体の売上高を支援したのはサービスで、予想を上回る売上高を計上した。製品は3四半期連続の減収となったものの、サービスが8.2%の増収となったことで相殺されている。 今回の結果は高評価のアイフォーンでさえ、広範なスマホ市場の不振に苦しんでいることを示している。第3四半期は新製品に乏しかったことも影響した可能性がありそうだ。ハイエンド・デスクトップ・コンピュータのマイナーチェンジと、大型のマックブック・エアーだけであった。新型のアイフォーン15とアップルウォッチは第4四半期中に発表される予定。 なお、同社は具体的なガイダンスは公表していない。 時間外で株価は下落。 (4-6月・第3四半期) ・1株利益(調整後):1.26ドル(予想:1.20ドル) ・売上高:818.0億ドル(予想:815.5億ドル) 製品:605.8億ドル(予想:606.7億ドル) アイフォーン:396.7億ドル(予想:398.0億ドル) マック:68.4億ドル(予想:63.7億ドル) アイパッド:57.9億ドル(予想:63.3億ドル) ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:82.8億ドル(予想:83.8億ドル) サービス:212.1億ドル(予想:207.7億ドル) ・中華圏売上高:157.6億ドル(予想:145.9億ドル) (NY時間16:51)時間外 アップル<AAPL> 187.70(-4.88 -2.54%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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