植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったほか、1株損益およびEBITDAの赤字も予想以上に膨らんだ。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを下方修正している。 また、下半期にキャッシュ・フローを黒字化するという目標を達成する見込みがないとも発表した。同社は声明で「消費者やカテゴリーに予想以上の逆風が吹いており、下半期のキャッシュフロー黒字化という目標は現時点で、予定された期間内に達成される可能性は低い」と述べた。引き続きコスト削減に注力しており、今年一杯は現金流出の大幅な削減を見込んでいるとも語った。 同社は、資金が減少する中、従業員を解雇し、運営コストを削減することでコストを縮小してきた。米国では、値引きを拡大し、在庫処理に回される商品が減少したにもかかわらず、小売業と外食産業の両方で売上高が減少した。同社は外食産業の売上げ減少について、全体的な需要低迷を理由に挙げている。 一方、海外での売上げは引き続き好調で、外食産業の販売量は欧州のファストフード顧客が寄与し、19%増加した。 (4-6月・第2四半期) ・1株損益(調整後):-0.83ドル(予想:-0.84ドル) ・売上高:1.02億ドル(予想:1.08億ドル) 米国:6130万ドル(予想:6980万ドル) 海外:4090万ドル(予想:3650万ドル) ・粗利益率(調整後):6.7%(予想:3.4%) ・EBITDA(調整後):-4080万ドル(予想:-4220万ドル) ・販売量:2290万ポンド(予想:2410万ポンド) ・研究開発費:877万ドル(予想;1180万ドル) (通期見通し) ・売上高:3.60~3.80億ドル(従来:3.75~4.15億ドル)(予想:3.88億ドル) 【企業概要】 ベジタリアン向けに、植物性タンパク質を使用し、ビーフやソーセージの代替食材を製造・開発する食品テクノロジー企業。本物の肉と同様に「生肉」の状態で提供し、調理体験までも再現することに成功。 (NY時間10:14) ビヨンド・ミート<BYND> 11.99(-3.29 -21.52%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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