バイオ医薬品のブルーバード・バイオ<BLUE>が大幅高。決算を発表しており、1株損益の赤字が予想ほど膨らまなかった。同社はまた、現金燃焼予測を確認し、証券会社との間で、実勢に合わせて市場で直接売却するアット・ザ・マーケット・オファリング契約に基づき最大1億2500万ドルの株式の売却の可能性を申請した。 同社は治療効果のある遺伝子治療を2つ承認され、もう1つはFDAが審査中だが、現在までに遺伝子治療「ジンテグロ」で治療を開始した患者は僅か11人となっている。 アナリストは「同社は2024年の第2四半期まで制限のない現金を保有しているが、同社の遺伝子治療が商業的に実行可能なのかまだ不透明なため、同社には資金調達に関連したオーバーハングがあると見ている」と指摘している。 鎌状赤血球症における「ロボ・セル」の生物製剤承認申請が同社株にとって最も重要なイベントと引き続き見ているとも述べた。 序盤は売り先行で始まったものの、ショートカバーが活発化している模様。同社株の浮動株売り残比率は24%まで拡大していた。 (4-6月・第2四半期) ・1株損益:-0.67ドル(予想:-0.70ドル) ・売上高:689万ドル(予想:980万ドル) 【企業概要】 重度の遺伝性疾患に対する革新的な遺伝子治療法の研究・開発・商業化に注力するバイオテクノロジー会社。疾患の原因となっている根本的な遺伝子の異常に対処することに取り組み、輸血依存性β-サラセミア、鎌状赤血球症、大脳型副腎白質ジストロフィーなどの治療法の開発を進める。 (NY時間15:36) ブルーバード・バイオ<BLUE> 3.97(+0.37 +10.28%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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