NY株式8日(NY時間15:44) ダウ平均 35327.88(-145.25 -0.41%) ナスダック 13878.81(-115.59 -0.83%) CME日経平均先物 32315(大証終比:+25 +0.08%) NY時間の終盤に入ってダウ平均は下げ渋っているものの、マイナス圏での推移が続いている。きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。一時400ドル超下落し、前日の上げを相殺する場面も見られた。 銀行株の下落が投資家心理を冷やしている。ムーディーズが複数の銀行の格付けを引き下げたことが圧迫し、銀行株が幅広く下落。また、この日発表の中国の貿易統計が中国経済への不透明感を強める内容となったことも株式市場を圧迫している模様。 「地方銀行は信用を必要とするため、格付けが良いに越したことはない。地方銀行の信用が低下するようなことがあれば、市場心理は悪化する」といったコメントも聞かれる。 決算ではイーライリリー<LLY>、UPS<UPS>、アンダーアーマー<UAA>が取引開始前に発表。特にイーライリリーは、肥満症治療薬として近く承認される見込みの糖尿病治療薬「モンジャロ」の売上高が予想を上回ったことを好感。これにより通期の1株利益および売上高の見通しも上方修正し、大幅高となっている。 現在までのところ、S&P500企業の約89%が発表し、その約80%が予想を上回る最終利益を計上している。 衛星放送のディッシュ・ネットワーク<DISH>が同業のエコスター<SATS>を買収すると伝わった。全て株式交換での買収で、エコスター1株に対してディッシュ株2.85株を割り当てる。計算ではエコスターの前日終値から7.3%低い水準。 ソフトウエア開発のデータドッグ<DDOG>が決算を受け大幅安。通期の売上高見通しを下方修正したことが嫌気。 情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が5日続落。好調な決算を発表したものの、現在の株価のバリュエーションを正当化するほど、同社の成長力は力強くはないとの評価が出ていた。 デル<DELL>が上昇。アナリストがAIサーバーの生産を急拡大と指摘したことが買い手掛かり。 イーライリリー<LLY> 520.91(+66.83 +14.72%) ディッシュ<DISH> 8.39(+0.75 +9.82%) エコスター<SATS> 23.87(+0.37 +1.57%) ビヨンド・ミート<BYND> 13.13(-2.15 -14.07%) データドッグ<DDOG> 88.77(-17.53 -16.49%) パランティア<PLTR> 16.88(-1.12 -6.20%) デル<DELL> 57.66(+3.09 +5.66%) アップル<AAPL> 179.89(+1.04 +0.58%) マイクロソフト<MSFT> 325.47(-4.65 -1.41%) アマゾン<AMZN> 139.63(-2.59 -1.82%) アルファベットC<GOOG> 131.70(-0.24 -0.18%) テスラ<TSLA> 249.61(-1.84 -0.73%) メタ・プラットフォームズ<META> 312.49(-4.07 -1.29%) AMD<AMD> 113.21(-3.60 -3.08%) エヌビディア<NVDA> 446.34(-7.83 -1.72%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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