サーバーのソリューションを手掛けるスーパーマイクロ・コンピューター<SMCI>が大幅安。前日引け後に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を大きく上回った。同社のリャンCEOは声明で「人工知能(AI)やその他の高度なアプリケーションに対するかつてないほどの需要が続いている」と述べた。 ただ、株価はネガティブな反応を見せている。第1四半期の見通しを嫌気しているようで、1株利益の見通しが予想を下回った。また、同社は2024年度通期の売上高を95億-105億ドルと予想している点も物足りないようだ。今年の同社株は250%超上昇している。 アナリストは事前の見通しに対する期待の高さが株価の後退を招いていると指摘していた。 (4-6月・第4四半期) ・1株利益(調整後):3.51ドル(予想:2.84ドル) ・売上高:21.8億ドル(予想:19.4億ドル) ・粗利益率(調整後):17.1%(予想:17.0%) (7-9月・第1四半期見通し) ・1株利益(調整後):2.75~3.50ドル(予想:3.14ドル) ・売上高:19~22億ドル(予想:19.9億ドル) 【企業概要】 エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・人工知能・5Gなど幅広い市場向けに、アップリケ―ションに最適化されたストレージシステムを提供する。また、顧客がコンピューティングインフラをインストール・アップグレード・保守できるように、サポートとサービスも行う。 (NY時間09:56) スーパーマイクロ・コンピューター<SMCI> 274.72(-72.68 -20.92%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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