アジア株 上海株は続伸 人民銀が元安阻止姿勢示す、元中心レートと予想の乖離が過去最大 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 18253.76(-72.87 -0.39%) 中国上海総合指数 3174.80(+11.06 +0.35%) 台湾加権指数 16555.89(+39.23 +0.24%) 韓国総合株価指数 2514.50(-5.35 -0.21%) 豪ASX200指数 7158.40(+12.40 +0.17%) アジア株はまちまち。 人民元安一服を好感し上海株は上昇して始まった。香港株は下げ幅を縮小している。 中国人民銀行は18日、元の中心レートをブルームバーグ集計予想よりもはるか元高方向に設定した。予想との乖離は過去最大となる。人民銀行の元安阻止姿勢が鮮明となった。ただ、元安が一服したところで中国景気減速への懸念は払拭されない。 不動産セクターの問題が金融業界全体に拡大する恐れがあり、中国版リーマンショックが不安視されている。 報道によると、中国の住宅市場は当局公表のデータよりも「はるかに」深刻な可能性があるもよう。不動産会社の碧桂園控股は社債の償還に「重大な不確実性」があると警告しており、デフォルト懸念が高まっている。 また、ここに来て経営再建中の不動産大手の恒大集団が米国で破産申請したとの報道が伝わっており投資家心理が一段と悪化。海外勢の中国売りが加速する恐れがある。中国国務院はきのう、新たな支援策を「約束」したが具体的な内容には言及せず。また、支援策を講じても「焼け石に水」との見方も。 上海市場では金融や不動産、エネルギー関連が総じて上昇。一方、生活必需品や医療品は下落している。 香港市場でも保険や銀行など金融株が軒並み上昇している。不動産会社の碧桂園控股は3.9%高と反発、きのうは一時0.76香港ドルまで下げ上場来安値を更新した。
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