小反発も、FRB議長の講演控えて方向感は限定的=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=79.05(+0.16 +0.20%)

 ニューヨーク原油の期近は小反発。米カンザスシティー地区連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)におけるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控えて、方向感は限定的だった。今週の購買担当者景気指数(PMI)の低下を受けた世界的な景気悪化懸念が上値を抑えた一方、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産によって需給がタイト化していることが下値を支えた。

 時間外取引で10月限は軟調に推移した後、買い戻しが優勢になると79.28ドルまで強含んだが、通常取引開始に向けて再び売りが強まった。一時77.59ドルまで下落し、前日安値からの下抜けを試した。ただ、前日安値水準で支えられるとプラス圏まで切り返して引けた。

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