アジア株 株取引印紙税引き下げたところで投資家心理は改善せず 懸念材料山積み 上海香港上げ縮小 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 18239.79(+283.41 +1.58%) 中国上海総合指数 3134.44(+70.37 +2.30%) 台湾加権指数 16529.78(+48.20 +0.29%) 韓国総合株価指数 2536.02(+16.88 +0.67%) 豪ASX200指数 7154.30(+39.12 +0.55%) インドSENSEX30種 64953.07(+66.56 +0.10%) アジア株は総じて上昇。 中国当局は資本市場を活性化し投資家の信頼を高めるため、きょうから株式取引に課される印紙税を従来の0.1%から0.05%に引き下げる。株式取引の印紙税引き下げは2008年以来、およそ15年ぶりとなる。印紙税引き下げは株取引の活性化につながるものの、中国不動産不況、デフレ、高水準の若者失業率、輸出低迷に個人消費鈍化など懸念材料は山積みのまま。取引コスト削減したところで投資家心理は改善はしない。 格下げ会社ムーディーズは、中国不動産大手の龍湖集団を投資適格級で最低の「Baa3」に格下げした。業績改善と資金調達回復に「強い」不信感があるとして、さらなる格下げを検討している。 およそ1年半ぶりに取引を再開した恒大集団は大幅安、一時0.22香港ドルまで下げた。同社は債務者に条件を検討・評価・理解してもらうため、債務者との会合を延期すると発表した。 香港株は1.58%高。3%超上昇して始まったが、その後は上げ幅を縮小している。証券や不動産、ハイテク、医療品など幅広い銘柄が上昇している。取引活性化期待から香港取引所は4.4%高。 上海株は2.30%高。5%超急騰して始まったが、その後上げ幅を縮小。不動産やハイテク、金融、コミュニケーションサービスなど幅広い銘柄が上昇している。
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