【これからの見通し】パウエル講演を無難に通過、今後の動向はデータ次第に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】パウエル講演を無難に通過、今後の動向はデータ次第に

 注目された先週末のジャクソンホール会議におけるパウエルFRB議長講演では、追加利上げの可能性が示唆されたが、今後のデータ次第であることも示されていた。市場の想定内のタカ派度の内容となり、米株は上下動後にプラス圏で引けた経緯がある。週明けもリスク警戒感はうまく封印されてスタート。市場では米インフレの鈍化傾向が定着してきていることで、追加利上げがあっても小幅にとどまるとの安心感があるようだ。

 きょうは本格的にロンドン勢が市場に戻ってくる。欧州時間にはユーロ対ポンドの取引も活発になりそうだ。足元では、ややユーロ売り・ポンド買いが入っている。ドル相場全体ではややドル売りの動きが優勢となっている。ただ、ロンドン勢は打診的なポジション調整を持ち込む可能性もあり、短期的な方向性の変化には気を付けたい。

 週後半の米PCEデフレータや米雇用統計などが注目されるなかで、月末相場的なフロー主導の展開にもなりそうだ。パウエル講演で決定的な相場の流れが出なかっただけに、なおさら混沌としたマーケットとなる面も。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、メキシコ実質GDP(2023年 第2四半期)、ハンガリー中銀政策金利(8月)、米住宅価格指数(6月)、米S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(6月)、米JOLTS求人件数(7月)米コンファレンスボード消費者信頼感指数(8月)など。最近、市場の注目度が高くなっているJOLTS求人件数は市場予想が950万件と前回の958.2万人からやや減少する見込み。

 発言イベント関連では、ブンゲ・スウェーデン中銀副総裁、ブロック豪中銀副総裁などが講演を行う。バーFRB副議長が会議に出席する予定。スウェーデンはGDPのマイナス成長が続いており、景気後退の状況にある。スウェーデン中銀副総裁の説明が注目される。米7年債入札(360億ドル)が実施される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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