アジア株 香港株は大幅反落、中国支援策の効果薄れ始める 財新非製造業PMIは昨年末以来の低水準 東京時間11:08現在 香港ハンセン指数 18607.26(-236.90 -1.26%) 中国上海総合指数 3159.91(-17.16 -0.54%) 台湾加権指数 16767.99(-21.70 -0.13%) 韓国総合株価指数 2576.27(-8.28 -0.32%) 豪ASX200指数 7280.50(-38.32 -0.52%) アジア株は総じて下落。 香港株は大幅反落、上海株は0.5%安。中国の景気支援策による株価下支え効果が薄れ始めている。また、きょう発表された中小企業を対象とする中国8月の財新非製造業PMIが市場予想を大きく下回り、昨年12月以来の低水準となったことも売りを後押ししている。財新コンポジットPMIも前月から低下し今年1月以来の低水準となった。 ただ、不動産下支え策の効果は出始めている。住宅ローン金利引き下げを受け、先週末に上海と北京で住宅販売取引件数が前週比で増加した。 中国不動産開発会社の新世界発展は不動産市場が低迷している中、目覚ましい売上成長を達成したと発表。同社は今年8月までに中国で100億元以上の住宅を販売した。最近の不動産下支え策を受け今後のプロジェクトにプラス効果をもたらし、持続的な成長に貢献すると考えているとコメントした。ただ、同社株はきょうは1.5%安と反落している。 香港市場では華潤置地や龍湖集団、中国海外発展などきのう大幅上昇した不動産株が軒並み下落している。上海市場でもきのう上昇した不動産や金融、素材関連が下落している。 豪州市場では原油高を好感してきのう大幅高となっていたサントスやビーチエナジーなどエネルギー関連が調整売りに押されている。 本日はロウ豪中銀総裁にとって最後の豪中銀理事会が開かれる。CPI伸び鈍化などを受け据え置きが見込まれている。
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