8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。半導体関連を含むハイテク株を中心に売りが膨らみ一時470円を超える下落となった。 大引けの日経平均株価は前日比384円24銭安の3万2606円84銭。プライム市場の売買高概算は16億3807万株。売買代金概算は4兆572億円となった。値上がり銘柄数は277と全体の約15%、値下がり銘柄数は1508、変わらずは49銘柄だった。 前日の米株式市場でハイテク株が下落した。中国政府が中央政府機関や国有企業に対してアップル<AAPL>の「iPhone」の使用を禁止した、と報じられたことから同社株が下落しハイテク株全般が軟調だった。この流れを受け、東京市場も半導体関連などハイテク株を中心に下落。日経平均株価の下落幅は一時470円を超し3万2600円を割り込む場面があった。下値には買いが入ったものの、戻りは鈍い展開が続いた。値上がりは33業種中、証券、石油、電力の3業種のみで、内需系に底堅い銘柄が目立った。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>といった半導体関連株が安く、トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>が下落。三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>などの商社株も軟調だった。ファーストリテイリング<9983>や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が安く、三菱重工業<7011>や日立製作所<6501>も値を下げた。 半面、アドバンテスト<6857>やソフトバンクグループ<9984>、村田製作所<6981>が高く、神戸製鋼所<5406>やホンダ<7267>がしっかり。第一三共<4568>やゼンショーホールディングス<7550>、東京電力ホールディングス<9501>など内需系銘柄が値を上げた。 出所:MINKABU PRESS
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