アジア株 上海株は上値重い 不動産低迷続く 8月不動産投資の落ち込みが加速、住宅価格も下落 東京時間14:04現在 香港ハンセン指数 18344.99(+297.07 +1.65%) 中国上海総合指数 3135.31(+8.76 +0.28%) 台湾加権指数 16859.84(+52.28 +0.31%) 韓国総合株価指数 2605.38(+32.49 +1.26%) 豪ASX200指数 7288.90(+102.35 +1.42%) インドSENSEX30種 67689.19(+170.19 +0.25%) アジア株は総じて上昇。きのうの米株大幅高や好調な中国統計を好感した買いが続いている。 中国8月の鉱工業生産、小売売上高は予想を上回る好結果となった。特に小売売上高は夏休み・旅行や観光の影響で前年比+4.6%と前回の+2.5%から伸び率が大きく拡大した。失業率も5.2%と前回の5.3%からやや改善した。中国当局による積極的な景気支援策の効果が出始めており、中国経済の最悪期は脱したとの見方が広まりつつある。 ただ、不動産低迷は続いている。8月の新築住宅価格の下落幅は7月よりも拡大、昨年10月以来の落ち込みとなった。中古住宅価格は0.48%下落し、2014年以来の落ち込み。不動産投資は-8.8%と16カ月連続で減少、昨年末以来の落ち込みを記録した。 また、中国統計局は先月に続き今月も若者の失業率を公表しなかった。今なお測定方法について「研究中」だとしている。若者の失業率は過去最悪の20%を超えている。中には、実際には50%近くに上るとの試算も出ており、当局が隠蔽するために公表を取りやめたとの憶測が広がっている。 香港株は大幅上昇、約1週間ぶり高値をつけている。小売売上高など好調な中国指標が好感されており、消費者サービスやエネルギー、素材、金融、ハイテクなど幅広い銘柄が買われている。九龍倉置業地産投資やCG SERVICESなど不動産株の一角は下落。
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