東京株式(大引け)=364円高と大幅続伸、一時3万3600円台まで上昇

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 15日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸。幅広い買いが入り、一時3万3600円台まで上昇しバブル後高値に迫った。

 大引けの日経平均株価は前日比364円99銭高の3万3533円09銭。プライム市場の売買高概算は23億9054万株。売買代金概算は5兆6708億円となった。値上がり銘柄数は1227と全体の約67%、値下がり銘柄数は553、変わらずは55銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが331ドル高と3日ぶりに反発。ソフトバンクグループ<9984>傘下の英アーム・ホールディングス<ARM>が新規株式公開(IPO)し好調なスタートを切ったことから半導体株などハイテク株が上昇した。この流れを受けた、東京市場も大きく値を上げて推移。日経平均株価の上昇幅は一時400円を超え、7月3日のバブル後高値(3万3753円)に迫る場面があった。自動車や商社、海運のほか半導体関連などハイテク株が堅調。原油価格はWTIベースで10カ月ぶりに90ドル台に乗せたことから、石油関連株も値を上げた。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が高く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>は上場来高値を更新した。三菱商事<8058>や日本郵船<9101>が値を上げ、日本製鉄<5401>や三菱重工業<7011>が堅調。INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>が買われた。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクは利益確定売りで軟調。アドバンテスト<6857>やソシオネクスト<6526>が値を下げ、JFEホールディングス<5411>や神戸製鋼所<5406>が売られた。任天堂<7974>やIHI<7013>、日本航空<9201>が下落した。

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