米株価指数先物(12月限)(NY時間08:51) ダウ先物 35245(-12.00 -0.03%) S&P500 4550.00(-5.00 -0.11%) ナスダック100先物 15630.00(-43.50 -0.28%) 米株価指数先物市場でダウ先物は横ばいで推移している一方、ナスダック100は小幅安で推移しており、まちまちの値動きとなっている。 今週は米消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)、小売売上高などのインフレ関連指標を通過したが、市場は落ち着いた反応を示していた。数字は予想を上回る内容だったものの、エネルギー価格の上昇が大半の要因となっており、その他の分野はインフレの落ち着きも示唆されていた。エネルギー価格が今後、そのように影響してくるか見極めたい雰囲気も広がっているようだ。 FRBに対する見方に変化はなく、来週のFOMCは据え置きを確実視しており、年内に追加利上げが有るか無いかを探る状況。 きょうは四半期ごとに到来するトリプルウィッチングにあたる。株価指数の先物とオプション、そして、個別株オプションの満期が集中し、歴史的に乱高下を煽ってきた。さらに今回はS&P500を含む株価指数のリバランスと重なるために取引がさらに増えることも予想されている。また、9月のトリプルウィッチングの翌週は株価が急落する傾向があり、来週以降の動きも警戒されているようだ。規模は4兆ドルとも見られている。 前日にナスダックに上場したアーム<ARM>は時間外で上昇。売買が交錯していたが、次第に買いが優勢となっている。前日は好調なスタートを切ったが、アナリストからは、同社株は上場後に十分に評価されている可能性があるとし、投資判断を「中立」でカバレッジを開始したことが伝わっていた。 自動車株が時間外で軟調。全米自動車労組(UAW)とビックスリーとの労使協議が前日の現地時間深夜に交渉期限を迎えたが、双方の溝は埋まらず、前例のないビックスリー同時のストライキに突入した。 アプライド・マテリアルズ<AMAT>やラムリサーチ<LRCX>といった半導体製造装置株が時間外で下落。台湾のTSMC<TSM>が主要サプライヤーに対し、ハイエンドの半導体製造装置の納入を遅らせるよう指示したと伝わった。 (NY時間09:01) 時間外 アーム<ARM> 64.95(+1.36 +2.14%) フォード<F> 12.45(-0.17 -1.34%) GM<GM> 33.60(-0.06 -0.18%) アプライド<AMAT> 140.99(-3.58 -2.48%) ラムリサーチ<LRCX> 642.50(-13.93 -2.12%) アップル<AAPL> 177.34(+1.60 +0.91%) マイクロソフト<MSFT> 337.81(-0.89 -0.26%) アマゾン<AMZN> 143.00(-1.72 -1.19%) アルファベット<GOOG> 138.56(-0.43 -0.31%) テスラ<TSLA> 277.65(+1.61 +0.58%) メタ・プラットフォームズ<META> 310.31(-1.41 -0.45%) AMD<AMD> 106.06(-0.57 -0.53%) エヌビディア<NVDA> 453.95(-1.86 -0.41%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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