人工知能(AI)の波はウォール街に押し寄せ続けており、アナリストらは、さらなる上昇を期待できる銘柄の数々を挙げている。以下の銘柄は2桁成長の可能性があり、投資家はいますぐ購入を検討すべき銘柄だという。 ◆マイクロソフト<MSFT> アナリストは、クラウド関連の収益源が2桁成長を継続させると指摘。営業利益率も拡大が期待。アジュール事業はパンデミック後、生成AIが次の成長時代の到来を告げるものと見ている。生成AIおよびコ・パイロット機能の導入により、デジタル分野での生産性とコラボレーションが改善することから、顧客企業の需要と採用を促進する。 ◆ブロードコム<AVGO> アナリストは、同社はエヌビディア<NVDA>ほどのAIによるアップサイドの成功には及ばなかったが、8月の最新決算は予想を上回る業績を報告し、2桁の成長を見せていると指摘。今後の財務のガイダンスも有望で、AI主導型製品に対する需要の増加を示唆。同社はAI業界のトレンドに参加できる好位置にあり、まだ上昇余地があるという。 ◆ウェイフェア<W> オンライン家具・家庭用品販売。アナリストは、2桁の売上成長と10%超の調整後EBITDAマージンを実現に高い自信を持っていると指摘。家庭用カテゴリーには不確実性があるが、同社の経営陣の実現能力に自信を持っている。同社は長期的にAIの恩恵を受ける企業。経営陣を極めて技術に精通していると評価。 ◆英ピアソン<PSO> 英国を拠点とする多国籍教育企業。アナリストは、利益率が改善しているほか、生成AIが高等教育事業にもたらすリスクは行き過ぎと指摘。大規模言語モデル(LLM)は同社の教科書のような信頼できる答えを学生には提供しない。また、ピアソン+、英語学習、ワークフォース・ソリューションズといった新たな事業は2027年度までに売上構成比の30%に倍増が見込まれる。それらは2桁成長を示唆しているという。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。