反落、中東で交戦続くが緊迫感のさらなる高まりは限定的=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=85.97(-0.41 -0.47%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。イスラエルと反イスラエルの武装勢力による交戦が継続しているものの、今のところイスラエルを中心とした対立にとどまっていることから利益確定の売りが優勢となった。週明けの原油相場の急伸は中東の石油供給の下振れリスクが背景だが、供給に支障は出ていない。イスラエルを奇襲した武装組織「ハマス」がイランによる立案を受けて攻撃したとの報道はあっても、イランが関与した証拠はなく、緊迫感が一段と高まるような事態にはなっていない。

 時間外取引で11月限の上値は重かった。86.74ドルまで買いが優勢となる場面はあったが、プラス圏での推移は一時的。通常取引開始後はマイナス圏で推移し、85.12ドルまで軟化した。ただ、下値は広がらず。

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