アジア株 香港株は下げ帳消し、中国一連の指標が総じて予想上回る結果に 失業率は2年ぶり低水準 東京時間11:33現在 香港ハンセン指数 17786.44(+13.10 +0.07%) 中国上海総合指数 3070.07(-13.43 -0.44%) 台湾加権指数 16514.63(-127.92 -0.77%) 韓国総合株価指数 2460.26(+0.09 +0.00%) 豪ASX200指数 7069.40(+13.31 +0.19%) アジア株はまちまち。中東情勢緊迫化を受けリスク回避姿勢が広がっている一方、中国一連の指標が総じて予想を上回る結果となったことで、中国経済の底打ち期待が広がっている。 バイデン米大統領のイスラエル訪問を前に緊張感が高まっている。ガザ地区にある病院で爆発、500人以上が死亡したことを受け、バイデン米大統領とエジプト、ヨルダン、パレスチナ自治政府首脳による4者会談が中止となった。また、バイデン氏のヨルダン訪問もキャンセルとなった。 きょう発表された中国9月の一連の指標は総じて予想を上回った。中国国家統計局副局長は、中国経済は回復と改善が続いているとコメント。中国経済の底打ち期待が広まっている。 中国第3四半期GDPは前年比4.9%と前回の6.3%から大きく減速したものの、市場予想の4.5%を上回った。9月の鉱工業生産、小売売上高も総じて予想を上回る結果に。失業率は5.0%と前回の5.2%から改善、21年11月以来の低水準となった。ただ、一方で、不動産投資は-9.1%と17ヵ月連続で減少し、22年末以来の落ち込みを記録した。 中国指標を受け香港株は下げを帳消し。エネルギー関連や消費者サービス関連の一角が上昇している。一方、龍湖集団やCG SERVICESなど不動産株は下落。JDドットコムやバイドゥ、ネットイースなどハイテク関連も下落している。 電気自動車大手のBYDは6.2%高、8月以来の高値をつけている。1-9月期の純利益が205-225億元と前年同期比2倍以上になるとの見通しを示したほか、7-9月期の新エネルギー車の販売台数が過去最高を記録したと明かした。 上海株は軟調、指標に対する反応は限定的。不動産市場低迷が引き続き懸念されているもよう。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。