[10月16日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 10月10日〜10月13日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 39,180 40,900(13) 39,010 (10) 40,690 +1,410 ====================================== <シカゴ>13日終値 前週末比 |<週間統計データ> (10月5日まで) 23/12 493.25 +1.25 |週間輸出検証高:55万0,585トン 24/ 3 508.50 +1.25 |週間輸出成約高:99万7,800トン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 149.70円 前週末比 0.81円の円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】とうもろこし先限は3万9620円超えとなった場合、高値のメ ドは9月21日の高値3万9910円となる。出来高を伴わない上昇は長続きせず高値 掴みは避ける。シカゴは収穫進展、ドル高にも堅調に推移とした。需給報告で輸出需要 の下方修正があるか、供給面からは作柄の改善が見られなかったことによる生産高、単 収(イールド)の下方修正予想があるかに注目 【新甫24年11月限が4万0900円超えなら一段と強気に】 とうもろこし先限は10日以降、3万9000円割れはなく、薄商いのなか、上昇基 調となり、11日に24年9月限の発会値3万9620円超えとなると、上伸力が加速 した。12日に9月21日の高値3万9910円を上抜き、その後の夜間取引の序盤に 4万0900円まで暴騰となり、8月30日以来の高値をつけた。その後、高値を離れ たが、シカゴ高、1ドル=149円台後半の円安から4万0200円台で買い拾われ、 4万0690円で13日の取引を終えた。 上放れとなり、次の高値のメドは4万1000円となるが、1日の出来高が2ケタの 日が目立つ閑散商いが続いており、小口の売買で乱高下しやすい。当面は、4万円台を 維持できるかに注目。 13日に23年11月限が納会となり、16日に24年11月限が新甫発会となる。 9月限と同ザヤ発会を予想するが、上ザヤ発会で4万0900円超えとなると、先限つ なぎ足としてのチャートは一段と強気になる。 12日現在で総取組高が1099枚まで減少。23年11月限の納会に伴い、一時 的に1000枚近くまで減少する可能性が高い。24年11月限の発会後、1200枚 台を回復できないと、さらに流動性が低下し、新規売買が仕掛けにくくなる。 【シカゴコーンは12月限が490セント台前半で押し目買い喚起かに注目】 シカゴコーンは戻り売り圧力が強く、期近12月限は500セントが抵抗線になって いる。12日に米農務省(USDA)から発表された月例需給報告で新穀にあたる23 /24年度の米国産コーンの期末在庫が下方修正されたことが支援材料となり、12日 は抵抗線の500セントに近い496セントで引けた。新穀の期末在庫率は14.7% となり、前月の15.4%から0.7%の低下。ただ需給ひっ迫と言えるほどの低在庫 ではなく、500セント超えにはならず。 12日の上昇で大幅な売り越し状態にある大口投機家は買い戻しを先行させたもよ う。まだ売り越し状態に変わりはないが、期近12月限が500セント超えとなるよう ならば、さらに買い戻しが進もう。目先は米国産コーンの収穫進展とドル高が圧迫要 因。490セント台前半までの押し目形成があった場面で買いが喚起されるかに注目し たい。 【当面の予定(イベント・経済統計)】 16日 ユーロ圏貿易収支 2023年8月(EUROSTAT) 米製造業景況指数 2023年10月(ニューヨーク連銀) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 収穫進度報告(USDA) 17日 英雇用統計 2023年9月(国立統計局) 独景況感指数 2023年10月(ZEW) 米小売売上高 2023年9月(商務省) 米鉱工業生産・設備稼働率 2023年9月(FRB) 米企業在庫 2023年8月(商務省) 対米証券投資 2023年8月(財務省) 18日 中国国内総生産 2023年7-9月期(国家統計局) 中国小売売上高 2023年9月(国家統計局) 中国鉱工業生産 2023年9月(国家統計局) 英消費者物価指数 2023年9月(国立統計局) ユーロ圏消費者物価指数 2023年9月確報(EUROSTAT) 米住宅着工・許可件数 2023年9月(商務省) 米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB) 19日 貿易収支 2023年9月速報(財務省) 中国住宅価格指数 2023年9月(国家統計局) ユーロ圏国際収支 2023年8月(ECB) 米製造業景況指数 2023年10月(フィラデルフィア連銀) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米中古住宅販売統計 2023年9月(全米不動産協会) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 20日 消費者物価指数 2023年9月(総務省) ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所) 上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所) 英小売売上高 2023年9月(国立統計局) 独生産者物価指数 2023年9月(連邦統計庁) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。