ゴム午前=期近主導で続伸、ただし上海ゴムは上げ幅を削る

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、期近主導で続伸。寄り付きでは、上海夜間高やNY原油高を受け
て、続騰となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが上げ幅を縮小したことから、
地合いを緩める限月が目立っている。ただ、期近10月限は、前日比で29.0円の上
昇となっている。

 午前11時45分現在のRSS3号は前営業日比2.0〜29.0円高。活発限月の
期中3月限は同1.9円高の258.8円、期先9月限は出来ず、推定出来高は269
5枚(前日夜間取引含む)。

【上げ一服か】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、期近主導で続伸となっている。ただ、活発限月
の3月限は、日中取引の上海ゴムが地合いを緩めたことから、264.1円の高値を付
けた後、258円台まで水準を引き下げている。シンガポール市場や上海市場をみて
も、JPXゴムRSS3号ほど上昇はしていない。シンガポールRSSは、マイナスサ
イドでの取引となっている。
 期近10月限は、10月5日から90円超の上昇となっているが、ファンダメンタル
ズがそれほど劇的に変化したかは疑わしい。少なくとも、直近の急騰に対する調整には
注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は売りが優勢となり、4.6〜3.2セント安、T
SR20はまちまちとなり、0.5セント安〜1.3セント高。

 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2024年1月限は、前営業日
比60元高の1万4780元となっている。

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