【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク高を受け て買い優勢で始まった。その後は、金の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウムの商 いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが47〜67円高、プラチナミニが 39.5〜62.0円高、プラチナスポットが71円高、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが6515枚、プラチナミニが727枚、 プラチナスポットが2398枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは買い戻し主導で上昇】 プラチナはドル安を受けて買い戻された。米国債の利回りが上昇したが、米連邦準備 理事会(FRB)の年内の金利据え置きが見込まれるなか、ドル安に振れた。プラチナ はニューヨーク市場で大口投機家が売り方に転じたこともあり、買い戻し主導で上昇し た。ただ中東情勢の先行き懸念が残っており、世界経済の混乱につながるようなら上値 を抑える要因になるとみられる。バイデン米大統領が18日にイスラエルを訪問すると した。イスラエルとの連帯を示すとともに、紛争の地域的拡大を防ぐのが目的とした。 プラチナ先限は夜間取引で4271円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな った。円相場は1ドル=149円台半ばで推移した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の891.90ドルから、金の上げ 一服に上値を抑えられた。 午前11時現在、プラチナは891.60ドル、パラジウムが1143.00ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが880.30ドル、パラジウムが 1152.00ドル。 MINKABU PRESS
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