海外市況サマリー(18日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金   2023/12 1,968.3  +32.6    シカゴ大豆   2023/11  1,311.00  +14.25
NY銀   2023/12 2,309.9  + 7.5    シカゴコーン  2023/12    492.00  + 3.00
NYプラ  2024/ 1   894.3  -11.9    NY原油   2023/11     88.32  + 1.66
NYパラ   2023/12 1,134.00 -12.70   ドル・円              149.92  + 0.09
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は149.90円台で推移
 NY時間の終盤に入ってドル円は149円台後半で推移した。NY為替市場はドル買
いが優勢となった。中東情勢が再び緊迫化しており、リスク回避のドル買いの反応が見
られている。ドル円は149円台後半での膠着した値動きを継続。日銀絡みのニュース
で一時的に売りが強まる場面も出ていたが、直ぐに元の水準に戻すなど下値は底堅い。
一方、150円台を積極的に試そうという雰囲気もなく、上にも下にも行けない膠着し
た展開が継続。
 19日はパウエルFRB議長が講演する。このところインフレの粘着性が示されてい
るにもかかわらず、直近のFRB幹部からの発言に変化はなく、慎重姿勢を意識した内
容となっている。
 景気後退への不安感、原油高騰、米国債利回りの急上昇など懸念事項が多く、足元の
インフレはまだ根強いものの、これ以上の利上げには消極的になっているようだ。議長
の発言も同様の雰囲気になるのではとの観測が広がっているようだ。

◎NY貴金属=金が急伸、地政学的リスクの高まりで
 ニューヨーク金、銀は続伸。
 金12月限は大幅続伸。時間外取引では、パレスチナ自治区ガザの病院爆発を受けて
急伸した。欧州時間に入ると、買いが一巡し、もみ合いとなったが、押し目は買われ
た。日中取引では、地政学的リスクの高まりを受けて堅調となったが、ドル高を受けて
上げ一服となった。
 銀12月限は、金急伸につれ高となったが、ドル高を受けて上げ一服となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、パレスチナ自治区ガザの病院爆発を受けて
金主導で堅調となった。日中取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、下げ幅を拡大した。
 パラジウム12月限は、ドル高を受けて売り優勢となった。

◎LME=アルミ・銅は小反発、中国経済不安の後退も米株安が重石に
 アルミ3カ月物は小反発。買いが先行し前日終値を上回る2180ドルで取引を開始
した。その後も中国の第3四半期の国内総生産(GDP)が事前予想を上回る強気な内
容だったことが買いを促すなか上げ足を伸ばし2199ドルに達した。その後、値を落
としたが、概ね2185〜2195ドルのレンジで高下した。米国の時間帯に入り、再
度2198ドル台まで値を伸ばしたが米株安から売り直され2178.50ドルの安値
まで軟化。修正が入って安値を離れたが戻りに対する抵抗は強く、プラスサイドを維持
したもののこの日の安値に近い水準で取引を終えた。
 銅3カ月物は小幅反発。7979ドルで小高く取引を開始。中国の第3四半期GDP
が事前予想を上回る強気な内容だったことが好感されるなか値位置を切り上げる足取り
を展開し8069.50ドルの高値に浮上したが、中東情勢の激化懸念や米長期債の利
回り上昇、さらには米株安が手掛かりとなって軟化に転じ米国の時間帯には転売が膨ら
むなか8000ドルを割り込んだ。終盤に7965ドルの安値を付けて反落に転じた後
に買い戻され、プラス圏を回復したもののこの日の上昇を概ね相殺して安値圏のまま取
引を終えた。

◎NY原油=上昇、ガザ地区の病院攻撃でイランは禁輸を提案
 ニューヨーク原油の期近は上昇。
 パレスチナ・ガザ地区の病院が攻撃され、数百人規模の死傷者が発生したことで中東
情勢の緊迫感が一段と高まった。イスラエル軍による攻撃とみられており、近隣各国で
はイスラエルや西側各国に対する抗議が激化した。バイデン米大統領のイスラエル訪問
に合わせて行われる予定だったヨルダンのアブドラ国王や、パレスチナ自治政府のアッ
バス議長、エジプトのシシ大統領との首脳会談は取りやめとなった。イランがイスラエ
ルに対する禁輸を含む制裁を提案し、1973年のオイルショックが思い起こされたこ
とは支援要因だが、石油輸出国機構(OPEC)は緊急会合の開催や即時の行動を予定
していないと伝わっている。
 改質ガソリンは続伸。ヒーティングオイルは期近2限月が反落した。足並みを揃えて
原油高に連動する展開にはならず。

◎シカゴ大豆・コーン=大豆は続伸、コーンは大豆・小麦高に支援され反発
 大豆は軒並み続伸。
 中国の第3四半期GDPが事前予想を上回ったことで中国経済に対する懸念が後退
し、同国からの需要増加期待が高まるなか、米農務省(USDA)が大口成約を発表し
たことで買い優勢となった。11月限は終値ベースで1300セント台を回復し9月
27日以来の水準に上昇。12日以降の上昇を受けて、シカゴ大豆は目先の安値を固め
た感が強まった。
 コーンは概ね反発。
 中国の経済成長に対する安心感から大豆が大幅高となったことに追随する買いが見ら
れた。また、インドの需給引き締まりとの見方から小麦高となったことも買い支援要因
となった。ただ、米国内需給は緩和が予想されるうえ、収穫進行に伴う供給増加見通し
が重石となり、上げ幅は3銘柄ではもっとも小幅にとどまった。

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