[本日の見通し]石油=しっかり、ガザ侵攻阻止には支援国へのけん制が必須

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年3月限は売り優勢。東京時間帯の円買い・ドル売
りもあって、7万9590円までマイナス転換した。
 18日、イスラエルのネタニヤフ首相との会談を終え、バイデン米大統領は帰路につ
いた。ガザ侵攻を準備しているイスラエルをバイデン米大統領が制止したとは思えず、
イスラエル軍の地上侵攻に備える局面に入ったといえる。地上戦が始まると、民間人を
中心に死傷者数が急拡大するだろう。
 イスラエルを支援する米国に翻意を促す手段として、イランが提案したような禁輸は
選択肢の一つである。イランが提案した禁輸はイスラエルに対してのみだが、イスラエ
ル支援国への禁輸を連想する市場参加者は多く、思惑が拡散しただけでも原油相場は手
がつけられなくなるだろう。
 もうひとつの手段は主要産油国が石油のドル建て取引停止をちらつかえせることであ
る。これはサウジアラビアの役目だ。この手段を少し匂わせるだけでもドルは崩落し、
米国債市場も震撼するだろう。ただ、リスク回避的な買いが見られず、米国債利回りが
上昇を続けているように、米国債市場はすでに不安定化している。サウジの遠回しな一
言に耐えられるのか不透明。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.23ドル安の87.04ドルで
推移。本日これまでのレンジは87.02〜87.36ドル。
 原油3月限の予想レンジは7万9100円から8万0100円、ガソリン先限は7万
4500円から7万5500円、灯油先限は7万2500円から7万3500円。
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