貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の上昇を受け て買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受け て堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は28.68ドル高 の1974.68ドル、銀が15セント高の2301セント、プラチナが10.10ド ル高の891.40ドル、パラジウムは0.50ドル安の1113.00ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=149.82/84円で、前営業日の 大引け時点から0.08円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が9490円前後、銀は113.0円前後、プラチナは 4280円前後、パラジウムは5600円前後。 【NY金は米FRB議長の発言が支援】 金はきのうの海外市場では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受け て買い優勢となった。 金はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が支援要因になった。米FRB 議長は、FRBは一段の利上げの必要性を巡る検証を「慎重に進めている」と表明し た。CMEのフェドウォッチで、12月の利上げ確率は21.8%(前日36.9%) に低下した。ただ米10年債利回りは追加利上げの可能性が示唆されたことを受けて 4.99%と2007年以来となる5%直前まで上昇した。一方、米経済指標はまちま ちの内容となった。10月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数はマイナス9とな り、市場予想のマイナス6.5を下回ったが、米新規失業保険申請件数は9カ月ぶりの 低水準となった。 イスラエルのガラント国防相は、イスラエルとパレスチナ自治区ガザの境界沿いに集 結した歩兵部隊に対し、ガザを「内側から」見る日は近いと述べた。イスラエルの地上 侵攻が近いとみられている。 銀はきのうの海外市場では、株安を受けて戻りを売られたが、ドル安や金急伸を受け て押し目を買われた。 【NYプラチナはドル安や金急伸が支援】 プラチナ系貴金属(PGM)はきのうの海外市場で、プラチナがドル安や金急伸を受 けて押し目を買われ、パラジウムは株安を受けて軟調となった。 プラチナはドル安や金急伸が支援要因になった。パウエル米連邦準備理事会(FR B)議長が政策決定を「慎重に進める」と述べた。一方、上海プラチナの出来高が増加 し、中国勢の押し目買いが入った。ただ中国の不動産開発大手、碧桂園(カントリー・ ガーデン)の社債権者は、同社が1500万ドルの利払いを履行できなかったことを受 け、会社側との緊急協議を求めた。債務不履行(デフォルト)となるかどうかも確認し たい。 <今日の予定> ・消費者物価指数 2023年9月(総務省) ・英小売売上高 2023年9月(国立統計局) ・独生産者物価指数 2023年9月(連邦統計庁) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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