●週間見通し金、2000ドル定着を打診する=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は一時2000ドル台を回復する堅調地合になった。中東情勢が依然として不安
定な状態にある中、安全資産としての買いが優勢だった。米長期金利が一時5%台に乗
せているが、金利上昇環境ながらも金相場は急伸地合を形成している。金利上昇はネガ
ティブだが、既に利上げサイクルが終わったとの見方が優勢になっている。また、金利
上昇が財政問題の悪化、実体経済や金融市場に強いストレスを与えるリスクも警戒され
ている。
 今週は2000ドル台確立が打診される。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ
は終了した模様であり、11月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)政策発表に向
けて、米金融政策要因で値を崩す必要性は薄れている。長期金利の動向によっては急落
するリスクも抱えているが、前週は長期金利と金相場との逆相関関係が崩れており、地
合の強さが確認されている。中東情勢のサポートも続くと、このまま2000ドル台で
の取引が増えることになろう。ただし、イスラエルのガザ地区に対する地上軍投入とい
った動きがみられると、短期的な材料出尽くし感から利食い売りが膨らむリスクが高ま
る。10月26日の7〜9月期国内総生産(GDP)速報値、同日の欧州中央銀行(E
CB)金融政策会合、そして27日の9月PCEデフレーターがイベントリスクにな
る。
 予想レンジは1960〜2050ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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