前週は一時2000ドル台を回復する堅調地合になった。中東情勢が依然として不安 定な状態にある中、安全資産としての買いが優勢だった。米長期金利が一時5%台に乗 せているが、金利上昇環境ながらも金相場は急伸地合を形成している。金利上昇はネガ ティブだが、既に利上げサイクルが終わったとの見方が優勢になっている。また、金利 上昇が財政問題の悪化、実体経済や金融市場に強いストレスを与えるリスクも警戒され ている。 今週は2000ドル台確立が打診される。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ は終了した模様であり、11月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)政策発表に向 けて、米金融政策要因で値を崩す必要性は薄れている。長期金利の動向によっては急落 するリスクも抱えているが、前週は長期金利と金相場との逆相関関係が崩れており、地 合の強さが確認されている。中東情勢のサポートも続くと、このまま2000ドル台で の取引が増えることになろう。ただし、イスラエルのガザ地区に対する地上軍投入とい った動きがみられると、短期的な材料出尽くし感から利食い売りが膨らむリスクが高ま る。10月26日の7〜9月期国内総生産(GDP)速報値、同日の欧州中央銀行(E CB)金融政策会合、そして27日の9月PCEデフレーターがイベントリスクにな る。 予想レンジは1960〜2050ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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