プラチナ市況=プラチナが続伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/10          2024/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,515    -10     9,520    -6  : 1,976.17    -2.43
銀          107.3    0.0     112.2  +0.7  : 2,330.00   +36.00
プラチナ     4,300    +18     4,288   +27  :   893.30    +4.00
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,097.50   -14.37
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.93   +0.06  ユーロ・ドル相場   1.0577  +0.0007
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まったのち、金反落を受けて上げ一服となった。午後に入ると、金の押
し目を買われたことが下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが12〜27円高、プラチナスポットが12
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7691枚、プラチナミニが747枚、プラチナスポット
が5287枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金主導の値動き】
 プラチナ先限は夜間取引で4333円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。日中取引では金反落に上値を抑えられ、4265円まで下落した。円相場は1ド
ル=149円台後半で推移した。
 イスラエルのガザ侵攻が近いとみられていたが、欧米が人質解放を優先し、侵攻を遅
らせるよう圧力をかけた。ただハマス排除のための地上侵攻の見方に変わりはなく、金
の押し目を買われた。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測後退がプラチナの支援
要因だが、当面は中東情勢の行方による金主導の値動きになりそうだ。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の897.43ドルから、ドル高や金急
落を受けて軟調となり、889ドル台まで下落した。午後に入ると、金の押し目を買わ
れたことが下支えになったが、戻りは限られた。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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