プラチナ市況=プラチナが続伸、ドル安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/10          2024/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,502    -13     9,501   -19  : 1,977.12    +0.95
銀          107.3    0.0     111.3  -0.9  : 2,310.00   -20.00
プラチナ     4,307     +7     4,298   +10  :   897.90    +4.60
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,129.00   +31.50
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.60   -0.33  ユーロ・ドル相場   1.0683  +0.0106
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナは米国債の利回り低下な
どを受けて買い優勢で始まったのち、金軟調を受けて先限が小幅安となったが、ドル建
て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ
一服に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが7〜24円高、プラチナスポットが27円
高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが4389枚、プラチナミニが489枚、プラチナスポット
が1953枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安が支援】
 プラチナ先限は夜間取引で4312円で戻りを売られた。ニューヨーク市場での上げ
一服に上値を抑えられた。円相場は1ドル=149円台後半で推移した。
 米国債の利回り低下によるドル安が支援要因になった。ただ中東情勢の先行き懸念が
残り、高値での買いは続かなかった。イスラエルのガザ侵攻が後ずれしたが、イスラエ
ル軍とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘が激化し、紛争拡大に対す
る懸念が残る。今夜はマクロン仏大統領がイスラエルを訪問する。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の893.50ドルから、ドル安を
受けて堅調となり、901.70ドルまで上昇した。午後に入ると、買いが一巡し、上
げ一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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