前週は軟調地合になった。中東情勢は不安定化しているが、原油供給障害の発生は見 送られており、上値を抑えられた。逆にリスクオフ環境の上値圧迫が目立ち、調整売り を進める動きが目立った。原油供給リスクよりも需要リスクが重視されている。ただ し、在庫のタイト感は維持されていること、中東情勢の今後の展開によっては大きな混 乱状態に陥るリスクもあり、大きく値を崩すようなことはなかった。 今週も80ドル台での不安定な値動きが続こう。焦点は中東情勢の混乱にイランが積 極的にかかわるかの一点になる。仮にイランがハマスに対する軍事支援などに乗り出す と、一気に90ドル台に乗せる可能性がある。一方、特に大きな動きが見られない場合に は、このまま現行価格水準での取引が続こう。80ドル台前半では値ごろ買いが入る見 通しだが、地政学リスクのみで上値切り上げを打診するのは難しい。供給障害につなが る動きの有無が注目される。 予想レンジは80.00〜90.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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