NY原油市況=反落、ガザ地区の死傷者数は拡大も供給に混乱みられず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2023/12     85.00       85.30       81.82       82.31        - 3.23
  2024/01     84.25       84.39       81.16       81.68        - 3.02
  2024/02     83.58       83.58       80.48       80.99        - 2.85
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
    482,680              629,905             1,646,258    ( + 13,317)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2023/11     296.63    - 8.56
                            2023/12     288.41    - 8.46
         改質ガソリン       2023/11     222.00    - 9.25
                            2023/12     221.68    - 7.84
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.23〜
3.02ドル安。その他の限月は2.85〜0.41ドル安。
 イスラエル軍がパレスチナのガザ地区に侵攻し、中東情勢の緊迫感は一段と高まった
一方、中東からの供給が混乱するような事態に発展していないことから売りに押され
た。イランのライシ大統領はイスラエルが「越えてはならない一線を越えた」と述べて
いるが、パレスチナを支援する中東各国に人道支援以外の動きは目立たない。
 今週、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合、英金融政策委員
会(MPC)などが予定されており、金融政策見通しに関心が集まっていることも原油
相場の重し。中東情勢から目線が離れている。今週末は米雇用統計も発表される。
 時間外取引で12月限は下落。通常取引開始後は81.82ドルまで一段安となっ
た。
 改質ガソリンとヒーティングオイルは反落。原油安が重し。
今日の材料
・イランは状況を注視、非常に重要な事態が発生しているため準備が必要=元イスラム
革命防衛隊司令官
・今月17日以降、イラクやシリアの米軍への攻撃は少なくとも23回=米国防総省
・米軍はイスラエルに軍事的な助言を実施するだけでなく、戦場にも駐留=イラン外相
・ハマスとの停戦には同意しない=ネタニヤフ・イスラエル首相
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。